その他
腸内細菌と過敏性大腸炎
2021年1月15日その他
生体表面や内部における全ての微生物叢の中で最も大きい細菌集団は腸管内に存在し腸管細菌叢と呼ばれ、過敏性大腸炎との関連性が指摘されている。 過敏性大腸炎は、蠕動運動の亢進による下痢と反動による便秘を主症状とし時に腹痛を伴う …
進行性胃癌における免疫チェックポイント阻害剤併用療法
2020年12月26日その他
本邦において多く認められる胃癌は、内視鏡検査によるESDなど治療の進歩により早期の段階で発見されると完治する場合が多い。 ただ、進行性胃癌は外科的手術の対象となり、肝転移などのSTAGE4になると化学療法が施行される。 …
集団遺伝学的胃癌発生原因
2020年12月17日その他
幼少時のヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)感染が、萎縮性胃炎を惹起し、やがて胃癌の発生母地となり、東アジアでは発症率が特に高いことが分かっているが、ピロリ菌感染以外にも胃癌の発症には様々な原因があり、胃癌の疾患リスクと強 …
膵臓癌における遺伝子異常と治療薬
2020年12月11日その他
膵臓癌に対する検査としては、CT・US・PETなどがあり、精密検査としては、超音波内視鏡による穿刺細胞診やERCPによる細胞診断などがある。 ただ、膵臓癌は、早期の段階で発見されることが少なく、進行性の場合は抗癌剤などの …
胃切除後における腸内細菌変化
2020年12月1日その他
ヒト一人の細胞数が約37兆個であり、一人あたりの腸内細菌数はおよそ40兆個、重さにして約1~1.5 kgである。 これらの腸内細菌叢の乱れが炎症性腸疾患などさまざまな疾患と関係することが、最近になって明らかになってきた。 …
潰瘍性大腸炎におけるECSの有用性
2020年11月13日その他
潰瘍性大腸炎において、治療効果の判定に内視鏡による評価が必要となっているが、内視鏡寛解が得られた症例のなかで、組織学的に活動性を有する症例は臨床的に再燃する割合が多いため、より高い治療目標として組織学的寛解が重要となって …
転移リンパ節評価による食道癌治療効果判定
2020年10月22日その他
進行性食道癌は、リンパ節への転移を高率で伴うため、抗癌剤治療後に手術を施行することが多く、術前抗癌剤の治療効果が大きい症例は良好な術後の予後が得られることが分かっており、正確な治療効果の判定が重要になる。 術前治療の病理 …
胃癌発生要因としてのALDH2
2020年10月13日その他
胃癌は、胃壁内部粘膜の腺細胞が癌化したもので、進行すると、粘膜下層、固有筋層、漿膜へ深く進み、漿膜外部の大腸や膵臓にも浸潤し、血行性に肝臓などへ遠隔転移する。 年間発生数は約135,000人で、日本をはじめ東アジアで最も …