胃カメラは、昭和24年にオリンパス社によって開発され、本体軟性管の先端に撮影レンズを搭載し、フィルムは白黒で幅6ミリ、手許の操作で豆ランプをフラッシュさせて撮影し、ワイヤーで引っぱってフィルムを巻き上げるという構造であった。

現在、CMOSイメージセンサーによる低ノイズハイビジョンを装備した極細径内視鏡 GIF-1200N が発売され、また新しいシステムである EVIS X 1 には、Extended Depth of Field (EDOF)、Brightness Adjustment Imaging with Maintenance of Contrast (BAI-MAC)、Texture and Color Enhancement Imaging (TXI)、狭帯域光観察(Narrow Band Imaging : NBI) などの技術が装備され使用可能となっている。

GIF – 1200N と EVIS X1を組み合わせると、これまで経口内視鏡でのみ可能であった高精度な観察が細径内視鏡でもできるようになり、多くの内視鏡医から高い評価を得ている。