大腸粘膜が腫瘍化した腺腫が多く、約80%は肛門から30cmまでの直腸とS状結腸に発生し、一部が癌化し、大腸のポリープのほとんどが治療の対象です。
(隆起型ポリープ)
(有茎性ポリープ)
(平坦型ポリープ)
<隆起型ポリープ>
丸みをおびた小ポリープが多く、頸部にワイアーをかけ絞扼して切除します。
<有茎性ポリープ>
有茎性ポリープでは、茎内に太い血管が通っているため、切除時に出血防止のため、 茎根部を留置スネアー(ナイロン糸)で絞扼した後、ワイアーをかけて切除します。 この糸は約10日前後で安全に脱落します。
<平坦型ポリープ>
平坦型ポリープ(LST)では、稀に最初から「がん」として発生するポリープ(de novo癌)もあります。
平坦型ポリープ(LST)はポリープの粘膜下層に生理食塩水を注入し浮き上がらせた後、スネアーにて切除(EMR)するか、より大きな場合はナイフにてカッティングしながら切除(ESD)します。切除断端はクリップにて縫合し、このクリップは約10日で脱落し、便とともに排出されます。
平坦型ポリープ(LST)では、稀に最初から「がん」として発生するポリープ(de novo癌)もあります。
平坦型ポリープ(LST)はポリープの粘膜下層に生理食塩水を注入し浮き上がらせた後、スネアーにて切除(EMR)するか、より大きな場合はナイフにてカッティングしながら切除(ESD)します。切除断端はクリップにて縫合し、このクリップは約10日で脱落し、便とともに排出されます。
<監修責任者>
医潤会内視鏡クリニック 理事長 中西弘幸