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Reflux esophagitis逆流性食道炎

食道裂孔ヘルニアがない場合でも、脂っこい食事が多いと胃酸が過多に分泌され食道へ胃酸が逆流しやすくなります。食事の欧米化によりかなりの増加を認めます。 

症状としては、初期には、胸焼け・胸痛などが起こります。
やがて、喉が詰まるような嚥下障害に症状が変化し、放置しておくと、胃酸による喉の炎症により咳が出るようになり、咳喘息へ移行する場合もあります。
治療にはPPIなどの制酸剤を1回/日服用します。

最近は、ピロリ菌の除菌により逆流性食道炎の患者様が増加しています。

ピロリ菌は、ウレアーゼという酵素を持ち、尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解します。

ウレアーゼ酵素によりアンモニア(アルカリ)で胃酸を中和させて、自身の周囲だけは中性状態を保ちながら胃内部で生存しています。

除菌療法により、ピロリ菌が消滅するとアンモニア成分が消失し、相対的に胃酸が増加した状態になり、逆流性食道炎が発生しやすくなります。

<監修責任者>
医潤会内視鏡クリニック  理事長 中西弘幸