胃カメラ
胃カメラ検査時に発見されるEBウイルス胃癌の発生機序
2020年10月23日胃カメラ
EBウイルス感染によって発症するEBウイルス胃癌は胃癌の 8-10%を占める悪性腫瘍であるが、ウイルス感染から発癌に至るまでのメカニズムは明らかでない。 今回、EBウイルス胃癌においては特徴的なゲノム領域で、強力な不活性 …
胃カメラ検査時に発見される食道SM癌治療方針
2020年10月20日胃カメラ
食道表在癌は、深達度および脈管侵襲の有無がリンパ節転移のリスク因子である。 食道粘膜下層浸潤癌(SM癌)は、20〜40%でリンパ節があるため、外科的切除および化学放射線療法(CRT)が推奨され、リンパ節郭清を含む食道切除 …
胃カメラ検査時に発見される食道SM癌深達度診断
2020年10月19日胃カメラ
消化管早期癌において、粘膜下層における深達度診断は、内視鏡切除か外科的切除かの判断に重要である。 特に、食道癌の場合、かなりの身体的侵襲を伴う外科的切除か、非侵襲的な内視鏡切除適応かどうかの正確な深達度判断がより必要とな …
胃カメラ検査時に発見される食道乳頭腫
2020年10月15日胃カメラ
食道乳頭腫は、上皮性の食道良性腫瘍である。 ほとんどが無症状であるため、内視鏡検査時に偶然発見される場合が多い。 男女比は2:1で、中高年男性に多く認められる。 内視鏡所見としては、食道内腔に突出するポリープ状隆起性病変 …
胃カメラ検査時における飛沫低減機能付きマウスピースおよび内視鏡カバー
2020年10月12日胃カメラ
新型コロナウイルスの主な感染経路は、飛沫感染および接触感染とされている。 経口・経鼻からの上部消化管の内視鏡診療では、被検者の咳込みや嘔吐反射を誘発する場合があり、飛沫によるウイルスの拡散が懸念され、また、下部消化管内視 …
胃カメラ検査時に発見される食道海綿状血管腫
2020年10月9日胃カメラ
食道の血管性病変である食道静脈瘤は無症状で突然の吐血により生命の危機に瀕するため注意が必要である。 食道静脈瘤と同じ血管性病変として、血管腫と血管奇形がある。 血管を構成する細胞が増殖する病変は腫瘍であり、血管の形態異常 …
胃カメラ検査時に発見される食道静脈瘤
2020年10月6日胃カメラ
食道静脈瘤は、食道粘膜下の静脈が太くなり、瘤(コブ)のように膨れる疾患である。瘤は、放置すると増大し、血管壁は脆く、出血しやすい状態になる。 静脈瘤破裂により大量出血し、生命に関わるため発見・治療が重要となる。 原因とし …
胃カメラ検査時に発見される食道平滑筋腫
2020年10月5日胃カメラ
食道平滑筋腫は、食道においては最も頻度の高い粘膜下腫瘍であり、食道のGIMT(Gastrointestinal Mesenchymal Tumor)の90%を占める。 発生母地は、内輪筋由来が最も多く(74%)、次いで粘 …
胃カメラ検査時に発見される食道顆粒細胞腫
2020年10月1日胃カメラ
食道粘膜下腫瘍のうち、顆粒細胞腫(Granular Cell Tumor)は、平滑筋種の次に多く、約5%を占め、好発部位は中下部食道であり、ほとんどは良性腫瘍であるが数%で悪性を認める。 内視鏡所見としては、WLI(wh …
胃カメラ検査時に発見されるピロリ菌未感染胃癌
2020年9月24日胃カメラ
ピロリ菌は、主に幼少時の経口感染により胃粘膜内に定着し、胃粘膜を侵食し、萎縮性胃炎を引き起こし、やがて胃癌発生母地となる。 胃癌患者のほとんどがピロリ菌感染または感染既往を有するが、ピロリ菌未感染の胃癌も認められる。 ピ …