2026.04.15
弛緩性便秘について
【便秘の発生】
便秘は主に下記の3つに分かれます。
①弛緩性便秘(高齢者)
②直腸性便秘(超高齢者)
③痙攣性便秘(若年・女性)
今回は②の弛緩性便秘について説明します。
高齢になると、大腸全体の筋力が低下し、蠕動機能が低下します。
加えて、大腸内の腸内細菌叢バランス破壊による蠕動低下も大きな原因です。
大腸腸管粘膜には、さまざまな善玉菌と悪玉菌と日和見菌が存在し、腸内細菌叢を形成しています。それぞれの菌が群生し、大腸壁に花畑のように広がっているため「腸内フローラ」と呼ばれます。
老化やストレスにより善玉菌が減少し悪玉菌が増加すると、蠕動運動低下→便滞留時間延長→大腸粘膜からの水分過剰吸収→便硬化・滞留→便秘となります。
【理想のバランス(目安)】
善玉菌:約20%
悪玉菌:約10%
日和見菌:約70%
治療は、整腸剤・機能製剤・緩下剤による便通調整を行います。
