2025.02.06
胃酸逆流による症状
胃酸の逆流により、食道下部粘膜に炎症が起きると胸焼けが発生します。
放置すると、胃酸の逆流は食道中部から上部にまで及び、全体の粘膜が胃酸に晒されて食道機能が低下し、初期の胸焼けは、飲み込みにくい、喉が詰まる感じなどに変化します。
やがて、喉にまで炎症が広がり、咳を引き起こすようになります。
長期に罹患すると、胃酸を肺に吸い込み咳喘息にまで発展します。
口腔内では舌の味蕾が障害を受け、味覚障害が発生します。
上記の症状がある場合は、胃カメラにより診断を確定させ、PPI製剤の服用が必要となります。
ただし、胸焼けは早期に消失する場合が多いですが、以外の症状の緩和にはやや長期を要します。