胃カメラ検査は、検診や病因診断以外に緊急時に使用されることも少なくない。

特に、身体の中にある異物を内視鏡下で探し、把持鉗子で取り出す異物除去は、高齢者が義歯を飲み込んでしまうことや、乳幼児がコインやボタン電池を誤って食べてしまうことなどが主な原因とされている。

異物によっては、消化管の粘膜を傷つけ、合併症を引き起こすなど、緊急の摘出が必要な場合もある。

今回、オリンパスから発売された「ディスポーザブル把持鉗子」は、一回限りの使用が認められているディスポーザブル仕様のため、感染リスクの低減に寄与する。

高度な感染管理が求められる緊急手術の際にも、より安全な処置をサポートし、また洗浄消毒が不要になるため、医療現場全体の効率向上にも貢献することが期待できる。