Columnコラム

ピロリ菌は、主に幼少期に経口感染します。
胃粘膜を傷害し、長期間に渡り萎縮を引き起こし、やがて胃癌発生母地となります。この萎縮性胃炎の程度は個人差があり、ピロリ菌感染者の内、若年者でも萎縮が強い方や高齢者でも弱い方など様々です。

萎縮度の個人差が発生する原因は、幼少期に感染したピロリ菌が活性化する時期や程度に起因し、その要因は生活習慣やストレスが大きく関与します。

不規則な食生活、塩分過多の食事、飲酒や喫煙、慢性的なストレスはピロリ菌の増殖を促進します。また、加齢による免疫力の低下もピロリ菌の活性化に寄与します。

できるだけ、上記要因の低減に留意し、早めのピロリ菌精査や除菌が必要です。