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Columnコラム

若年でも無症状のまま進行するピロリ菌感染と胃粘膜障害

20〜30代でも、幼少期の家族内感染を介してピロリ菌に感染したまま無症状で経過しているケースは少なくありません。自覚症状が乏しくても、胃粘膜では慢性炎症が持続し、時間とともに萎縮性胃炎や腸上皮化生へ進展する可能性があります。これらの変化は早期には自覚しにくく、健康診断や一般的な血液検査では把握できないことも多い点が問題です。
また、ピロリ菌感染は将来的な胃がん発症の最大のリスク因子とされており、若年期の除菌は胃粘膜の回復力が高い分、長期的なリスク低減に大きく寄与します。
普段は健康だと感じていても、空腹時の違和感、断続的な胃もたれ、膨満感など軽微な消化器症状がある場合は見逃さず、必要に応じてピロリ菌検査を受け、適切な時期に除菌治療を行うことが重要です。