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Columnコラム

ピロリ菌除菌不成功と耐性菌の問題点

ピロリ菌除菌治療は高い成功率を誇りますが、初回除菌が不成功となるケースが増えつつあり、その主因としてクラリスロマイシン耐性菌の増加が挙げられます。
クラリスロマイシン耐性は、過去の抗生剤使用歴や風邪・副鼻腔炎治療でのマクロライド系抗生剤の多用が背景となり、除菌薬が十分に効果を発揮できない状態を生み出します。
初回除菌が失敗した場合でも、薬剤の組み合わせを変更した二次除菌では成功率が大幅に改善するため、適切な治療戦略をとることで多くの方が除菌可能です。
また、服薬のタイミングや水分量、飲み忘れ防止などの服薬遵守も、除菌成功率に大きく影響します。
除菌後の判定検査(尿素呼気試験)を必ず実施し、成功の有無を確認することは、長期的な胃がんリスク低減のために不可欠です。