従来より、小腸検査にはダブルバルーン内視鏡(DBE)とシングルバルーン内視鏡(SBE)がある。

近年、上記に加えスパイラル内視鏡(SE)が開発され、これらをdevice-assisted endoscopyと呼ひ、小腸も精密な内視鏡診療が可能になった。

富士フイルム社DBEには通常径のEN-580T、細径のEN-580XP、ショートタイプのEI-580BTがある。

オリンパス社SBE はショートタイプのSIF-H290Sに加え、撮像方式が同時式となったSIF-H190が発売された。

また、内蔵モーターでらせん状のフィンのあるオーバーチューブを回転させて挿入するSEであるPowerSpiral も発表された。

バルーン内視鏡は本邦では年間1万件弱が施行されているが、ガイドラインとして「小腸内視鏡診療ガイドライン」がある。