最先端検査
潰瘍性大腸炎におけるカプセル内視鏡検査の重要性
2020年11月12日最先端検査
潰瘍性大腸炎は、大腸にびらん、潰瘍などの炎症を呈する免疫疾患である。 現在、潰瘍性大腸炎の診断や病勢分類、罹患範囲、重症度などの評価判定には、大腸内視鏡検査が使用されるが、症例によっては年一度の検査が必要となり、侵襲的な …
内視鏡検査時の多光子励起顕微鏡診断
2020年10月29日最先端検査
内視鏡検査時における消化器・呼吸器・子宮などにおける病変は肉眼的観察によりある程度の診断が可能だが、悪性の最終確定診断には、病変部位から組織片を生検や切除した組織をガラス標本作製し、病理医が顕微鏡で観察・診断する病理診断 …
AI搭載内視鏡システム
2020年10月17日最先端検査
オリンパス株式会社から、大腸内視鏡用のAI診断支援アプリケーションを搭載した内視鏡CADプラットフォーム「ENDO-AID(エンドエイド)」が、2020年11月初旬に欧州で発売される。 日本では、法規制対応の準備が整い次 …
スキルス胃癌におけるゲノム解析
2020年9月26日最先端検査
スキルス胃癌は、著明な潰瘍形成も周堤もなく、胃壁の肥厚・硬化を特徴とし、病巣と周囲粘膜との境界が不明瞭なものと定義され、びまん浸潤型の4型に分類され、初期には診断に苦慮する場合があり、進行時には転移を有する難治性癌として …
内視鏡時生検による癌治療法選択技術
2020年8月4日最先端検査
癌治療において投与される分子標的治療薬の多くはタンパク質に直接作用する。 そのため、癌細胞内のタンパク質全体(プロテオーム)の情報は治療法の選択に有用であると期待されている。 特にタンパク質のリン酸化修飾を介したリン酸化 …
大腸CTにおける電子洗浄とCAD
2020年8月3日最先端検査
大腸CT検査において、ポリープなどの病変は残渣や残渣と同程度の濃度(CT値)を示すため、残渣内に埋もれた病変を診断することができない。 この問題を解決するために、被検者に経口的に造影剤を内服させることにより残渣の濃度を上 …
解剖学的理論に基づく大腸CT撮影法
2020年7月28日最先端検査
大腸CT検査は、前日の造影剤と下剤の服用による前処置後に肛門より二酸化炭素の送気だけで撮影する非侵襲的検査法である。 病変の診断精度も大腸内視鏡検査と遜色なく身体に優しい検査である。 腸管全体に送気を行い、CT画像を撮影 …
自走式カプセル内視鏡(磁気)
2020年7月21日最先端検査
カプセル内視鏡は小腸検査においては現状の非自走でなくとも観察可能であるが、大腸は管腔が広くまたヒダの凹凸が大きいため見落としの発生が懸念される。 この弱点を補うために前後にカメラ部分を設けているが、検査時間が長くなること …
高齢者における大腸CTの有用性
2020年7月20日最先端検査
大腸癌の早期発見のためには、検診ならびに精密検査受診率を向上させること、有症状時に早めに受信・精査を行うことが重要である。 大腸癌の精密検査法である全大腸内視鏡検査には、前処値として服用する下剤の量の多さや内視鏡検査時の …
術前検査としての大腸CTの有用性
2020年7月18日最先端検査
進行性大腸癌が発見された場合、主病変の狭窄が強くて大腸内視鏡挿入が困難な場合、観察できない近位側病変の存在および形態診断が必要となってくる。 進行癌摘出後内視鏡検査施行し、近位側にある病変があった場合、内視鏡切除可能な病 …