組織診断情報として組織硬度な画質化と定量化を可能とするために、ストレイン法の原理による超音波エラストグラフィがさまざまな超音波内視鏡使用時の診断に欠かせない手法となっている。

ストレイン法の解析方法としては、パターン診断・Strain ratio・Strain histogramの3つがある。

パターン診断としては、エラストグラフィ画像のROIにおける色調(硬:青、軟:赤)と画像の不均一性により分類されたものがある。

ただ、容易であるが、解釈が主観的になる欠点がある。

Strain ratioは、画像情報を半定量化することが可能で、ROI内の二つの部位における硬度の相対値を検出する方法である。

Strain histogramは、ROI内の硬度分布をhistogramと表現し、さまざまな特徴量の算出により、高度情報を客観化することが可能である。

このように、超音波エラストグラフィを駆使することにより、より臨床診断時において有用な情報が得られる。