胃カメラ検査は、マンツーマンによるため検診においては不向きである。

また、「対策型胃がん検診」の実施においては、一次検診を担う医師及びダブルチェック(二次読影)を行う医師ともに現場の負担が大きい課題がある。

医師の精神的・身体的な負担を軽減し、医師の働き方の向上と検診業務フローのDX化を推進し、内視鏡医療の質の向上に貢献するために、今回、内視鏡の画像診断支援AI(人工知能)を開発する株式会社AIメディカルサービスは、検診業務をクラウドとAIでスマートにDX化する「gastroBASE screening」をリリースする。

「gastroBASE screening」は、対策型胃がん検診における一次検診・二次読影をつなぐ検診サポートサービスである。

検診情報や撮影する検査画像をクラウド上で安全に保管・管理することができる。

一次検診においては、従来の検査用紙のやりとりやデータの受け渡し作業等が不要となりデータ転送の効率化、データ紛失リスク、移送時間の削減等が期待できる。

また、クラウドであるためいつでもどこでも二次読影を行うことが可能となる。

将来的にはAIを搭載し、より質の高い検診を行うためのサポートを拡大することが期待される。