2023.02.10
胃カメラ検査時に発見される胃MALT リンパ腫の内視鏡所見
胃カメラ検査時に発見される胃MALT リンパ腫の内視鏡所見の特徴には、早期胃癌類似型、胃炎類似型、隆起型の3つに大別される。
胃炎類似型はさらにびらん·潰瘍型、色調変化型、顆粒·結節型の3つに細分類される。
早期胃癌類似型胃MALT リンパ腫とIIc型早期胃癌の鑑別には、注意を要する。
早期胃癌類似型胃MALT リンパ腫は病変範囲が不明瞭であるが、IIc型早期胃癌は明瞭である。
また、早期胃癌類似型胃MALT リンパ腫は多発傾向があるが、IIc型早期胃癌は単発の場合が多い。
また、胃炎類似型胃MALT リンパ腫と鑑別が必要な疾患には、ビラン性胃炎や萎縮性胃炎などかある。
Narrow band imaging (NBI)併用拡大観察を行うと樹枝状血管が観察されることがある。