新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、内視鏡診療・手術の現場では、内視鏡挿入時の咳や嘔吐反射、咽頭や鼻孔への麻酔薬噴霧、鼻腔内手術時の出血などにより発生する飛沫やエアロゾルからの感染リスクを低減し、安全・安心な環境で検査・手術を行うことが求められている。

今回、オリンパスから、新型コロナウイルス感染症に限らず、未知の感染症あるいは既存の感染症リスクを伴う内視鏡診療・手術時における、医療従事者の感染リスク低減を目指した内視鏡用シングルユース防護具「AeroProtect(エアロプロテクト)」が発売された。

1.マスク DP-VEM-01 ラバースリットなし

2.マスク DP-VEM-02 ラバースリット

消化器科(上部)、耳鼻咽喉科、呼吸器科の診療・手術時に被検者に装着して使用する。

マスクに備わっている吸引チューブコネクタから陰圧を加えることで、内視鏡診療・手術中に発生する飛沫・エアロゾルの拡散低減に貢献する。

3.パッド DP-VEP-01

消化器科(下部)の診療時に被検者の臀部に装着して使用する。

パッドに備わっている吸引チューブコネクタから陰圧を加えることで、内視鏡診療中に発生する飛沫・エアロゾルの拡散低減に貢献する。

4.スリーブ DP-ES-01 内視鏡挿入部用(長尺)

5.スリーブ DP-ES-02 内視鏡挿入部用(短尺)

内視鏡挿入部に装着し、マスクやパッドに取り付けて使用する。

内視鏡診療時・手術中に発生する飛沫・エアロゾルの拡散低減に貢献するほか、内視鏡の挿入部に直接触れることなく診療を完了することができる。

6.スリーブ DP-ET-01 処置具挿入部用

処置具挿入部に装着して使用する。

鉗子口からの飛沫・エアロゾル漏洩低減に貢献するほか、処置具の挿入部に直接触れることなく診療を完了することができる。

7.カバー DP-EC-01 内視鏡操作部用

内視鏡操作部を覆い、側面に空いた穴から手を入れて使用する。

内視鏡操作部ボタンからの飛沫・エアロゾル漏洩低減に貢献する。