新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、内視鏡診療・手術の現場では、内視鏡挿入時の咳や嘔吐反射、咽頭や鼻孔への麻酔薬噴霧、鼻腔内手術時の出血などにより発生する飛沫やエアロゾルからの感染リスクを低減し、安全・安心な環境で検査・手術を行うことが求められている。

今回、オリンパスから、新型コロナウイルス感染症に限らず、未知の感染症あるいは既存の感染症リスクを伴う内視鏡診療・手術時における、医療従事者の感染リスク低減を目指した内視鏡用シングルユース防護具「AeroProtect(エアロプロテクト)」が発売された。

AeroProtectは、消化器科、耳鼻咽喉科、呼吸器科での内視鏡診療・手術時に発生する飛沫やエアロゾルの拡散を最大99%以上低減し、医療従事者の感染リスク抑制をサポートする目的で開発された内視鏡用シングルユース防護具である。

吸引チューブコネクタを備えたマスクとパッドや、内視鏡と処置具の挿入部に直接触れることなく診療を完了させることができるスリーブ、内視鏡操作部を覆うことができるカバーをラインアップしている。