オリンパス株式会社から、大腸内視鏡用のAI診断支援アプリケーションを搭載した内視鏡CADプラットフォーム「ENDO-AID(エンドエイド)」が、2020年11月初旬に欧州で発売される。

日本では、法規制対応の準備が整い次第導入される。

「ENDO-AID」は、最新鋭の内視鏡システム「EVIS X1」と組み合わせることで、ポリープ、癌などの病変候補を自動的に検出しリアルタイムに表示できる、AI技術を活用した最先端のCADプラットフォームである。

ディープラーニングを活用し、オリンパスが開発したアルゴリズムにより内視鏡画像の学習を行っており、大腸内視鏡検査の際に「ENDO-AID CADe」を起動させることで、ポリープ、がんなどの病変候補をリアルタイムにアラート表示される。

今回の欧州・アジア一部地域導入時には、大腸病変の検出支援アプリケーション「ENDO-AID CADe」を搭載している。

将来的には消化器領域の他の臓器に対応するアプリケーションの開発をしていくことで、内視鏡診断・治療の質の向上が期待される。