大腸がんは、食生活の欧米化により増加の一途を辿り、また内視鏡検査の発展により発見されるケースが増えている。

今回、国として初の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」案を厚生労働省がまとめた。

大腸がんの発症リスクを高める飲酒量(純アルコール量)を1日あたり約20グラム(週150グラム)以上、生活習慣病リスクを高める量を男性で1日あたり40グラム以上、女性で20グラム以上などと例示した。

今回のガイドライン案では、飲酒のリスクに関する純アルコールの摂取量について、1日あたり「20グラム」や「40グラム」などと複数の指標で示す形となった。

国の健康施策「健康日本21」では「節度ある適度な飲酒」として1日20グラム、生活習慣病のリスクを高める量として1日40グラムとしてきたが、40グラムは記載せず、リスクの低い量として20グラム、できればそれより少ない量にすると理解した方がよいかもしれない。