胃切除後における腸内細菌変化
2020年12月1日その他
ヒト一人の細胞数が約37兆個であり、一人あたりの腸内細菌数はおよそ40兆個、重さにして約1~1.5 kgである。 これらの腸内細菌叢の乱れが炎症性腸疾患などさまざまな疾患と関係することが、最近になって明らかになってきた。 …
大腸カメラ検査時に発見される非定型的潰瘍性大腸炎
2020年11月30日大腸カメラ
炎症性腸疾患(IBD)のひとつである潰瘍性大腸炎は、主として粘膜を侵し、びらんや潰瘍を形成する大腸の原因不明のびまん性非特異的炎症である。 臨床的には、腹痛・下痢・血便などの症状を呈し、再燃・寛解を繰り返しながら慢性に持 …
小児クローン病の血液診断マーカーの開発
2020年11月28日最先端検査
炎症性腸疾患(IBD)とは、小腸・大腸などの消化管に炎症が発生し、慢性的な下痢や血便、腹痛などの症状を伴う病気の総称であり、主に潰瘍性大腸炎とクローン病の2つに大別され、30万人の患者がいると報告され、本邦で最も多い指定 …
胃カメラ検査時に発見される食道癌におけるワクチン療法
2020年11月26日胃カメラ
現在、食道癌は、早期に発見された場合は内視鏡的切除であるESDにより完治治療となる。 しかし、本邦の食道癌の95%近くを占める扁平上皮癌は、早期から広範囲かつ高頻度にリンパ節に転移するため極めて予後が不良の癌種である。 …
胃粘膜内における免疫機構
2020年11月24日最先端検査
以前より、胃粘膜内においては免疫機構が弱いと考えられていたが、今回、理研生命医科学研究センター粘膜システム研究チームにより、2型自然リンパ球と呼ばれる、細菌感染後の早期に働くタイプのリンパ球の一種が粘膜内に多く認められる …
消化器癌におけるバイオマーカー
2020年11月21日最先端検査
従来より、大腸腫瘍の発見には簡便で非侵襲的であり便潜血検査があるが、ポリープをはじめとした出血性疾患にとどまる。 そのため、大腸癌に対する身体に優しい高精度な方法が求められている。 そのなかで、訓練されたがん探知犬が高精 …
大腸カメラ検査時に発見される潰瘍性大腸炎とは 国内患者22万人
2020年11月20日大腸カメラ
潰瘍性大腸炎は、免疫不全による大腸の炎症のため大腸粘膜が傷害を受け、潰瘍が発生する。腹痛や下痢、血便などが主な症状であり、欧米で多く認められるが、本邦でも患者は増加傾向にあり推定約22万人に上る。 発症原因は不明で、食生 …
プローブ型共焦点レーザー内視鏡
2020年11月19日最先端検査
大腸内視鏡検査における機種やデバイスなどの開発にはめざましい進歩がある。 そのなかで、色素内視鏡・NBI・プローブ型共焦点レーザー内視鏡(probe based-confocal laser endomicroscopy …
潰瘍性大腸炎関連腫瘍における新規内視鏡の有用性
2020年11月17日最先端検査
再燃を繰り返す再燃寛解型や慢性持続型の難治性潰瘍性大腸炎は、生物学的製剤などの新規治療薬により寛解導入や寛解維持が可能となっている。 それにより、治療目標は臨床的寛解からより高度の粘膜治癒や組織学的な寛解へと飛躍している …