当院内視鏡機器関連
当院内視鏡機器関連
大腸カメラ(細径) | 4本 |
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大腸カメラ(PCF) | 1本 |
大腸カメラ(LONG) | 1本 |
胃カメラ(経鼻) | 4本 |
胃カメラ(2channel) | 1本 |
胃カメラ(経口) | 1本 |
超音波胃カメラ | 1本 |
内視鏡システム(NBI) | 4台 |
洗浄機 | 4台 |
検査ブース | 4室 |
リカバリールーム | 3室 |
CT室 | 1室 |
*内視鏡は全てオリンパス社製
内視鏡システムを各検査ブース4室に設置し、全ての最先端内視鏡機器を備えた内視鏡専門施設です。
内視鏡の呼称(歴史的背景)
- ①
- 胃カメラ=胃内視鏡=上部内視鏡
- ②
- 大腸カメラ=大腸内視鏡=大腸ファイバー=下部内視鏡
昭和24年、東大病院外科医からオリンパス光学工業(現 オリンパス)に胃癌患者の胃内部を撮影するカメラの製作依頼があり胃カメラが開発されました。
試作1号機は、本体軟性管の先端に撮影レンズがあり、フィルムは白黒で幅6ミリ、手許の操作で豆ランプをフラッシュさせて撮影し、ワイヤーで引っぱってフィルムを巻き上げるものでした。胃カメラという呼称はこのような経緯によるものです。やがて、胃内部を照らす豆ランプがグラスファイバーに変わり、より鮮明な粘膜の描出が可能になりました。
前後して大腸内視鏡が開発されたため、大腸ファイバーという言葉が内視鏡医の間で一般的に使用され、年配の医師の中には未だに使用されています。胃カメラが胃ファイバーと変化しなかったのは呼びやすさの問題だけであると思われます。その後、光源はファイバーグラスからLEDへ、今後、カメラはCCDからC-MOSが主体になると考えられます。
現在、内視鏡医の間で、呼称を統一するために、胃は上部内視鏡、大腸は下部内視鏡と呼ぶことが多いですが、大腸内視鏡も多く使用されています。ただ、胃カメラが現在も主流であり、対比するように大腸カメラと呼ばれることも一般的には増加している印象です。
いずれにしろ、上記①②のように呼称が異なるだけで、胃・大腸各々すべて同じ検査機器です。