鎮静剤を使用した内視鏡検査
当院では、内視鏡検査総実績数25万件以上の経験から確立した独自の解剖学理論に基づく定型的挿入手技(著書あり)により、大腸内視鏡検査を受けられる方の多くが鎮静剤を使用せずに疼痛なく検査が終了します。
経鼻胃カメラ検査は鼻から胃内部へ挿入するため、まず苦痛はありません。
また、検査に対する不安や既往歴による腹腔内癒着などのために鎮静剤を希望される方には事前にお申し付け頂き、鎮静剤導入による内視鏡検査を行っており、検査中ほとんど痛みは伴いません。
ただ、鎮静剤には、呼吸抑制作用や血圧低下など様々な副作用があり、特に鎮静剤によるアナフィラキシーショックは非常に短時間のうちに重篤な状態に陥ることがあります。
当院では、最新の鎮静剤を導入し安全に配慮した内視鏡検査を行っています。
また、鎮静剤に熟知している内視鏡医が常勤しており、緊急時に救急及び緊急連絡網に沿った搬送病院との提携体制も完備しています。
検査後は、看護師付き添いにより、最先端のベッドサイドモニターを設置したリカバリールームで安静にして頂き、約30分で平常に戻ります。
短期滞在手術基本料について
大腸内視鏡検査において、ポリープや早期癌を切除する場合があります。
この切除術は手術として認められており、最近は安全に日帰りで行われています。
ただ、日帰り手術においては、麻酔の使用有無によって料金が変わります。
麻酔を使用した場合、短期滞在手術基本料として料金(3割負担の場合 約8,000円)が加算されます。
短期滞在手術基本料は、内視鏡検査を行っている全ての施設に適応されますが、患者様が麻酔を希望しない場合の内視鏡手術には適応されず加算されません。
麻酔の有無によって料金が変わり、また高額であるため、当院では、麻酔使用については患者様のご希望にお任せしております。
実際、当院では、麻酔を希望される患者様は少ない状況です。
また、当院では、麻酔なしの大腸内視鏡検査でも、ほとんどの患者様は痛みなく帰院されています。