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胃内視鏡検査の適応となる病名
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アイコン 胃内視鏡検査の適応となる病名

食道裂孔ヘルニア

食道裂孔から胃上部の一部が胸腔内へ逸脱したものを呼びます。逸脱型と傍食道型があり、前者が大半を占めます。
肥満体型男性では腹腔内脂肪による胃の押上、痩せ型女性では食道下部括約筋の緩みによる場合が多く、胃酸の逆流により、胸焼け・胸痛・嚥下障害などの逆流性食道炎を引き起こします。
逸脱した胃上部が腹腔内へ降下したり、食道下部括約筋が締まることは少ないため、脂肪分の少ない食事を心がけ、特に夕食を早目に摂ります。また就寝時はなるべく仰臥位や左側臥位により夜間の胃酸逆流を防止できます。

逆流性食道炎

胃酸が食道へ逆流することによって発生します。食事の欧米化によりかなりの増加を認めます。 症状としては、初期には、胸焼け・胸痛などが起こります。
やがて、喉が詰まるような嚥下障害に症状が変化し、放置しておくと、胃酸による喉の炎症により咳が出るようになり、咳喘息へ移行する場合もあります。
治療にはPPIなどの制酸剤を1回/日服用します。

食道ポリープ

食道で最も多いポリープが乳頭腫であり、それ以外には過形成性ポリープ、炎症性ポリープなどがあります。多くは症状もなく、治療の対象外となります。

食道癌

食道癌の約半数が中部から下部食道に多く発生します。食道の粘膜から発生した癌は、進行すると深部から外膜へと広がり、気管や大動脈などの周囲の臓器にまで直接浸潤していきます。また、食道周囲リンパ管や血管から肺、肝臓などの他臓器へ遠隔転移します。
食道癌は90%以上は扁平上皮癌ですが、近年は胃酸の逆流により本来の食道下部粘膜が侵されて胃粘膜同様の腺上皮に置き換わる腺癌が増加し、これをバレット食道癌と呼びます。

食道癌の年間発生数は10万人あたり17.9人です。
男性では1年間に10万人あたり31.0人、女性では5.6人と、男性に多い傾向がみられます。
年齢別でみると、50歳代から増加を始め、70歳代でピークを迎えます。主な発生要因は喫煙と飲酒です。また、喫煙と飲酒ともに習慣がある人は危険性がかなり高まります。

食道癌の一つの特徴として、重複癌の割合が約20%もあり、同時発生、また別の時期に発生することもあります。重複癌としては、胃癌、頭頸部癌などが多く認められます。
初期は症状が出にくいですが、進行すると飲食時の胸の違和感、嚥下困難(つかえる感じ)、体重減少、咳、声のかすれなどの症状が出ます。
周囲の肺・背骨・大動脈などに浸潤すると胸の奥や背中に痛みを感じるようになります。
気管や気管支などに浸潤すると咳が出ることがあり、また声帯を調節している神経へ及ぶと声がかすれることがあります。

早期癌の場合は内視鏡的切除術(ESD)が行われます。進行癌では食道全摘術が標準的に行われ、消失した食道再建は胃管による場合が多いです。
周囲への浸潤や遠隔転移がある場合は抗癌剤が選択されますが、食道癌の90%以上を占める扁平上皮癌には放射線治療も行われます。

胃ポリープ

粘膜に発生する上皮性の隆起性病変で、胃底腺ポリープがほとんどを占め、その他に過形成ポリープなどがあります。
両者ともまず癌化はしませんが、後者はピロリ菌感染が原因となる場合が多く経過観察が必要となり、除菌により消失する場合があります。逆に前者はピロリ菌が陰性の場合に多く認められます。

胃粘膜下腫瘍

正常粘膜の下層に存在する腫瘍で、通常の胃内視鏡による胃内腔からの観察では正常胃粘膜に覆われて充分な検査ができないため、悪性を疑う場合は、先端に超音波画像装置が装着された超音波内視鏡検査(EUS)で質的診断を行ったり、超音波ガイドによる腫瘍部の吸引穿刺が行われることが多いです。
この超音波内視鏡下吸引生検術(EUS-FNA)とよばれる手技は入院が必要となりますが、病理診断まで行うことができ、良・悪性判断が可能です。

胃潰瘍

発生要因はピロリ菌感染です。 幼少時に経口感染することが多く、胃潰瘍を発生させます。 除菌薬の服用により、90%以上にピロリ菌の消失を認め、除菌後はまず再発を認めません。

萎縮性胃炎

発生要因はピロリ菌感染です。幼少時の経口感染により、長年にわたって胃粘膜を侵食し萎縮を引き起こします。
胃粘膜の萎縮により、消化機能低下が起こり、もたれや上腹部違和感などの症状が発生します。この萎縮性胃炎は、胃癌の発生母地となりますが、除菌薬によるピロリ菌の消失が早いほど胃癌発生のリスクは低下します。

機能性ディスペプシア

上腹部違和感や腹部膨満感などの症状があるが、胃内視鏡検査などで異常を認めない場合に機能性ディスペプシアと呼びます。
ストレスなどが原因の運動障害により前述の症状が発生すると考えられ、消化管運動促進剤などの投薬により消化管機能の改善を行います。

胃癌

発生要因はピロリ菌感染です。幼少時の経口感染により、長年にわたって胃粘膜を侵食した後、萎縮を引き起こし、やがて胃癌が発生すると考えられています。
胃癌患者の90%以上にピロリ菌感染や感染既往が認められます。胃癌は、胃壁内部粘膜の腺細胞が癌化したもので、進行するにつれ粘膜下層、固有筋層、漿膜へ深く進み、漿膜外部の大腸や膵臓にも浸潤し、血行性に肝臓などへ遠隔転移も起こします。

また、腹腔内に癌細胞がこぼれると上下腹部全体に広がる腹膜播種を発生させ、やがて腹水の貯留を認めるようになります。
胃癌の年間発生数は約135,000人で、男性に多い傾向にあり、50歳ごろから増加して80歳代でピークを迎えます。男性では最も多く、女性では3番目に多い癌です。

主な症状は上腹部痛、違和感、食欲不振などです。
また、胃癌潰瘍底からの出血による貧血や黒色便が認められる場合もあります。
早期癌に対しては内視鏡的切除術(ESD)が行われます。
噴門部に発生した進行癌には胃全摘術、体中部より肛側に発生した進行癌には前庭部切除が行われます。遠隔転移を起こしている場合は抗癌剤治療が施行されます。

十二指腸潰瘍

発生要因は胃潰瘍と同じく、幼少時のピロリ菌経口感染です。
除菌薬の服用により、90%以上にピロリ菌の消失を認め、除菌後は再発を認めません。

クリニック情報 Clinic Information
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予約検査
午前 9:00〜12:00
初診・診察
午後 2:00〜 4:00

◎土曜日(午前)は、初診も行っております
[休診日] 土曜午後、水曜、日曜、祝日

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■堺駅より堺東駅行きシャトルバス(3番乗り場)で約8分。
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