胃カメラ検査時に発見される食道乳頭腫
2020年10月15日胃カメラ
食道乳頭腫は、上皮性の食道良性腫瘍である。 ほとんどが無症状であるため、内視鏡検査時に偶然発見される場合が多い。 男女比は2:1で、中高年男性に多く認められる。 内視鏡所見としては、食道内腔に突出するポリープ状隆起性病変 …
胃癌発生要因としてのALDH2
2020年10月13日その他
胃癌は、胃壁内部粘膜の腺細胞が癌化したもので、進行すると、粘膜下層、固有筋層、漿膜へ深く進み、漿膜外部の大腸や膵臓にも浸潤し、血行性に肝臓などへ遠隔転移する。 年間発生数は約135,000人で、日本をはじめ東アジアで最も …
胃カメラ検査時における飛沫低減機能付きマウスピースおよび内視鏡カバー
2020年10月12日胃カメラ
新型コロナウイルスの主な感染経路は、飛沫感染および接触感染とされている。 経口・経鼻からの上部消化管の内視鏡診療では、被検者の咳込みや嘔吐反射を誘発する場合があり、飛沫によるウイルスの拡散が懸念され、また、下部消化管内視 …
胃カメラ検査時に発見される食道海綿状血管腫
2020年10月9日胃カメラ
食道の血管性病変である食道静脈瘤は無症状で突然の吐血により生命の危機に瀕するため注意が必要である。 食道静脈瘤と同じ血管性病変として、血管腫と血管奇形がある。 血管を構成する細胞が増殖する病変は腫瘍であり、血管の形態異常 …
胃カメラ検査時に発見される食道静脈瘤
2020年10月6日胃カメラ
食道静脈瘤は、食道粘膜下の静脈が太くなり、瘤(コブ)のように膨れる疾患である。瘤は、放置すると増大し、血管壁は脆く、出血しやすい状態になる。 静脈瘤破裂により大量出血し、生命に関わるため発見・治療が重要となる。 原因とし …
胃カメラ検査時に発見される食道平滑筋腫
2020年10月5日胃カメラ
食道平滑筋腫は、食道においては最も頻度の高い粘膜下腫瘍であり、食道のGIMT(Gastrointestinal Mesenchymal Tumor)の90%を占める。 発生母地は、内輪筋由来が最も多く(74%)、次いで粘 …
大腸カメラ検査時に発見される潰瘍性大腸炎に対する青黛
2020年10月3日大腸カメラ
青黛はリュウキュウアイやアイなどの葉や茎から抽出された粉末状の生薬である。 青黛に含まれるインドール系化合物は、人体にも存在する物質であり、多くの細胞・組織に発現する芳香族炭化水素受容体(AhR)のリガンドとして作用する …