H.pylori除菌後胃癌に対するESD
2020年10月30日内視鏡的治療
萎縮を伴うH.pylori現感染胃における分化型胃癌では、H.pylori除菌後胃癌に比べ、背景粘膜と癌部の境界が明瞭となることが多い。 従って、H.pylori現感染胃癌では、背景粘膜と病変の境界を認識し、内部に不規則 …
内視鏡検査時の多光子励起顕微鏡診断
2020年10月29日最先端検査
内視鏡検査時における消化器・呼吸器・子宮などにおける病変は肉眼的観察によりある程度の診断が可能だが、悪性の最終確定診断には、病変部位から組織片を生検や切除した組織をガラス標本作製し、病理医が顕微鏡で観察・診断する病理診断 …
胃カメラ検査時に発見される十二指腸隆起性病変
2020年10月27日胃カメラ
十二指腸病変の内視鏡分類は、肉眼的形態から以下のカテゴリーに分けられる。 ① 隆起性病変 ② 平坦または陥凹性病変 ③ 圧排や狭窄を呈する病変 ④ 多彩な内視鏡像を呈する病変 ⑤ 乳頭部および副乳頭部病変 ① …
胃カメラ検査時に発見される十二指腸病変と生検の功罪
2020年10月26日胃カメラ
全小腸の約4%にすぎない十二指腸には、胃・胆管・膵管・空腸が直結し、消化管ホルモンを産生する重要な管腔臓器である。 長さ25cmであるが、良悪性をあわせた腫瘍の発生頻度は空腸・回腸の約7倍に相当するため、内視鏡検査におけ …
胃カメラ検査時に発見される食道SM癌におけるtumor budding
2020年10月24日胃カメラ
食道表在癌は、深達度および脈管侵襲の有無がリンパ節転移のリスク因子であるが、同時に病理組織内におけるtumor buddingも重要である。 元々、悪性を想起させる病理組織像である微小胞巣の浸潤性増殖は、大腸癌においてt …
胃カメラ検査時に発見されるEBウイルス胃癌の発生機序
2020年10月23日胃カメラ
EBウイルス感染によって発症するEBウイルス胃癌は胃癌の 8-10%を占める悪性腫瘍であるが、ウイルス感染から発癌に至るまでのメカニズムは明らかでない。 今回、EBウイルス胃癌においては特徴的なゲノム領域で、強力な不活性 …
転移リンパ節評価による食道癌治療効果判定
2020年10月22日その他
進行性食道癌は、リンパ節への転移を高率で伴うため、抗癌剤治療後に手術を施行することが多く、術前抗癌剤の治療効果が大きい症例は良好な術後の予後が得られることが分かっており、正確な治療効果の判定が重要になる。 術前治療の病理 …
胃カメラ検査時に発見される食道SM癌治療方針
2020年10月20日胃カメラ
食道表在癌は、深達度および脈管侵襲の有無がリンパ節転移のリスク因子である。 食道粘膜下層浸潤癌(SM癌)は、20〜40%でリンパ節があるため、外科的切除および化学放射線療法(CRT)が推奨され、リンパ節郭清を含む食道切除 …
胃カメラ検査時に発見される食道SM癌深達度診断
2020年10月19日胃カメラ
消化管早期癌において、粘膜下層における深達度診断は、内視鏡切除か外科的切除かの判断に重要である。 特に、食道癌の場合、かなりの身体的侵襲を伴う外科的切除か、非侵襲的な内視鏡切除適応かどうかの正確な深達度判断がより必要とな …
AI搭載内視鏡システム
2020年10月17日最先端検査
オリンパス株式会社から、大腸内視鏡用のAI診断支援アプリケーションを搭載した内視鏡CADプラットフォーム「ENDO-AID(エンドエイド)」が、2020年11月初旬に欧州で発売される。 日本では、法規制対応の準備が整い次 …