内視鏡
Barrett食道癌に対する内視鏡的治療法
2022年6月24日内視鏡
近年、増加傾向にあるBarrett食道に対する内視鏡的治療法においては、本邦と欧米でかなりの相違がある。 欧米では visible lesionのEMR (endoscopic mucosalresection)+残存B …
Barrett食道癌の内視鏡診断
2022年6月21日内視鏡
内視鏡時には、日常、多くの逆流性食道炎を遭遇する。 近年、増加傾向にあるBarrett食道の背景には、この逆流性食道炎の発生増加が考えられる。 Barrett食道癌の内視鏡観察において、欧米ではさまざまな拡大内視鏡分類が …
Barrett食道における内視鏡検査によるsurveillance
2022年6月17日内視鏡
欧米では1万人を超える Barrett食道における年間癌発生率は0.12%との報告もあり、極めて低い発生率であるために、内視鏡検査によるsurveillanceの有効性に関して否定的な意見がある。 また、メタ解析において …
小児異物に対する緊急内視鏡
2022年3月22日内視鏡
小児の緊急内視鏡の主たる適応は、活動性消化管出血と異物誤飲の二つであるが、異物では特にボタン電池が多い。 最近は、コイン型リチウム電池が市場に出回り、誤飲した場合、サイズが大きく食道に停滞しやすい。さらに誤飲後早期から粘 …
結腸軸捻転症に対する緊急内視鏡
2022年3月15日内視鏡
S状結腸は、後腹膜に固定されておらず可動性を有し、係蹄が緩く、固定点同士が近接しているため捻転が起こりやすい。 食生活の欧米化により、高脂肪食の若年では、大腸の短縮化がみられる一方、野菜中心の食生活を行ってきた高齢者は大 …
食道・胃静脈瘤出血に対する緊急内視鏡
2022年3月11日内視鏡
上部消化管における緊急内視鏡として、食道・胃静脈瘤破裂に対する止血がある。 門脈圧亢進症では、食道静脈瘤(esophageal varices:EV)や胃静脈瘤(gastric varices: GV)を高率に合併する。 …
小腸出血に対する緊急内視鏡
2022年3月8日内視鏡
下血症例の場合、経緯や出血の色などにより、ある程度の部位は把握可能である。まず、上・下部内視鏡検査を行い、異常がない場合、小腸出血を疑う。 カプセル内視鏡(capsule endoscopy:CE)とバルーン内視鏡(ba …
大腸出血に対する緊急内視鏡
2022年3月1日内視鏡
大腸出血は日常診療においてよく遭遇する症状である。 内訳としては、大腸憩室出血が約半数を占め、次に内視鏡ポリープ切除後断端出血が多い。 後者は、切除後一両日に発生する場合がほとんどであるため診断予測は困難でないが、前者は …
内視鏡AIの薬事承認
2021年4月12日内視鏡
将来、内視鏡検査現場において、内視鏡医の診断を支援する上で、AIが占める比重は過大なものとなると予想される。 そのため、早期のAI実用化が求められるが、2017年1月に厚生労働省は「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会 …
内視鏡AIにおける課題(過学習とブラックボックス性)
2021年4月6日内視鏡
内視鏡検査へのAI導入は、臨床現場における内視鏡医の支援に多大なる果実をもたらしているが、過学習とブラックボックス性といった課題も山積する。 AIの性能は学習により変化する点が挙げられる。教師データを追加すれば、AIの性 …